元ブライダルスタッフが書く結婚式の見積りの比べ方。
ひさしぶりにブライダル関連のお仕事をいただいたので、雑誌の撮影に行ってまいりました。
今回掲載予定の雑誌は以前もブログで書いていましたが、今や国民の結婚式についてのバイブルと言っても誇大広告ではないくらい認知されているゼクシィ。
以前結婚式場に勤めていた時もゼクシィ撮影を行いましたが、まーね、、これがまた広告費がそれなりに高い(という話)ので、装飾から何からまーこだわって1日~かけて撮影します。
今はどれほどの効果が出ているのかは知らないのですが、気合を入れて(予算をかけて)広告した場合の結婚式を挙げたいという新規来館者数の予約数は間違いなく増えていました。
※これは実績としてで、今後も掲載すれば増えるということではなく結果論となります。
増えた件数や前月比などは書きませんが、こればかりは広告費に比例して増えていた気がします。
とはいえね、、どれだけご新規が増えようとも営業対応する人間の能力と接客をサポートする体制によっては契約数は増えないので、売上を増やすという点では別問題だとは思っていますが。
結婚式場の見積もりのテクニック
ぼくが務めていた会場は県内でも見積りでは上位(高額)に入る会場でした。
はっきり言えることは同じブライダルという業界の中で相場がありますので、基本的に同じ項目を取り入れた場合、市内で競合他社間で支払金額にそれほど大きな差が出ることはありません。
よほど、よほどのその時の決済において割引もしくは特典を付けていない限り大きく変わることはないと断言できると思います。
あとはその項目の中でのレベルで違いが出てきます。
分かりやすいのは飲食!
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料理
材料はね、多少違いがあるとはいえ、もうねシェフの腕と実際の披露宴の際に料理を監督するスタッフの力量、提供するときのスキームによります。
飲物
どこでも似たような飲み放題の金額ですけど、飲める内容にそれ相応の差があります。一概に言えないので悪気はないですが、その中でも分かりやすい例でいうとワインの種類ですね。特に乾杯酒ですが、この辺は最初に確認するとすぐ教えてくれると思います。シャンパンなのか否か、が簡単な判別方法ですね。シャンパンより高い泡はたくさんありますけど、分かりやすいですよね。
ぼくが担当していたときは同じグループ内の他会場とのセレクトと比べても、入り値で1,000円以上高い内容を使っている時期もありました。
料理に合わせていることもあるので、値段だけの問題でもないですけど。
ホテルウェディングと比べると下手すれば2,000円以上違いがあるくらい、ホテルで使用している飲み放題で使うワインの値段は低かったりします。
ぼくが1つの会場に専属で勤める前に、サービススタッフを業務請負する会社に勤めていたので、そのときに市内・県内の結婚式会場の7~8割の会場に入っていたため知っている情報です。
値段が似通っているのにクオリティに差が出てしまう特に注意すべき点
取引が可能なドレス(ブランド)の種類
結局ね、着たいと思えるドレスに出会えるかどうかなんですが、中には最初からこのドレスを着る!と決めてこられる方もいらっしゃいました。
レンタルってだいたいどこも金額一緒なんですけど、選べる種類の差はけっこう大きいと思います。
写真、動画撮影
前撮り、当日、生い立ちムービー、リアルタイムムービーなどなど、さまざまな場面で写真やビデオ撮影があると思いますが、これも職人と一緒です。
撮影者の腕がかなり反映されます。
にもかかわらず、アルバムの値段で決まっていることが多いのでクオリティの差が半端ないです。
静止画は会社によって方向性があったり(ナチュラルベースなところや、ドラマティックなところなど)しますが、動画は撮影者だけでなく編集者によって出来栄えが変わりますのでご注意ください。
司会者、MC
当日の披露宴(挙式は人前式などの場合かな)の空気を決める(変える)要因の重要な1つです。男性か女性か、盛り上げ上手か進行上手かなどなど、すっっっごい変わりますよ。
ざっくりするとそんなところでしょうか。
最初の流れからだいぶ話が変わってしまいましたが、今回は雑誌用の撮影ということで、モデルの手配をしました。
東京でも舞台女優として長年経験があり、現在はヨガの講師もしながらモデル業もしている方。
ブライダルモデルとしても実績を持っている方となっています。
こういった感じで、撮影モデル、模擬挙式モデル、ブライダルショー、もちろんディナーショーや婚活パーティー、などなどブライダル関連のイベントは比較的なんでもお仕事として取り組むことが出来ますので、お困りの際はご連絡ください。
さいごに
見積相談も再開します。
できれば九州圏内の方が状況を把握しやすいので対応しやすいのですが、基本的には交渉術をお伝えします。
成果報酬をいただきますので予めご了承ください。
相談は無料です。
地元であれば参列予定人数にもよりますが、少なくとも10万、最大で80万近くまでは交渉が可能だと思います。
この辺は営業経験者ならではの部分かとは思います。
ちなみに現役のころの成約率はだいたい40%程度です。
ぼくは営業の専門職ではなくサービス部署のスタッフとして営業にも出ていましたので専門部署ではありません。それでも当時の全国平均くらいの数字だったと記憶しています。
以前の会社の営業専門スタッフの成約率が全国的にも飛びぬけていて、かつ、1人だけというわけではなく高い成約率をもつスタッフが各店舗に2名以上いたのでかなり驚異的な会場だったと思います。
当時の営業専門スタッフの成約率はぼくの倍以上です。
10組でれば8組~9組は成約まで持っていっている計算となります。※実績値です。
そんな中にいると自然とノウハウが見につくこともあり、比較的高めの成約率を維持することができました。※営業に出るようになって3年間での成約率なので、初年度と3年目ではかなり数字が違っています。
以前の記事でも書きましたが、ここ10年近く大きな変化はありません。
ゆっくりと全体の数字が下がってきているくらいですね。
これって業界にいたならかなり怖い事実ですけどね。
20年前ほどに年間200件以上の結婚式をしていた某結婚式会場(シティホテルではないのでそこまで大きな会場ではありません)が、10年前には年間で数えるほどになっていました。
そのくらい極端に減っている会場がある一方で、シティホテル、老舗ホテル、ハウスウェディング、専門式場の中でも人気を維持する努力を続けてきた場所が、それでも少しずつ右肩下がりでどうにかやっているという現状だと思います。
これって分かりやすくて、ベースとして年間100件以上(ホテルは最低でも200件以上)披露宴を施行している会場はよほどでない限りハズレではないと思います。(安かろう悪かろうは別ですけど)
選ぶ際のちょっとした基準の1つにしていただければと思います。
書き出したら記事を分けることもなく、長文になってしましたが、読んでいただきありがとうございました。